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NEWS > 東ネパール登山隊2016 東ネパール登山隊2016 レポート 9/9~9/22

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ホグロフスがサポートする「日本山岳会関西支部東ネパール登山隊2016」については、先日来3回にわたり紹介させていただきました。この東ネパール登山隊を率いる重廣恒夫隊長からレポートが届きましたので、こちらに報告させていただきます。

・9月9日~9月12日
関西国際空港からカトマンズに向けて出発。飛行機は昆明を越え、ダッカを越え、順調にフライト。モンスーンの雲の影響で上空からヒマラヤを見ることはできなかった。現地時間18:08にカトマンズのホテルにチェックインした。

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①モンスーンの雲でヒマラヤは見えなかった ②懐かしいカトマンズ市内を見下ろす ③ダルバート 何度目かのお代わりに渋い顔をされた

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④登山用品店で登攀具物色 ⑤待ちに待った楽しい夕飯

・9月13日(火)曇・時々晴
6時35分にカトマンズのコスモトレックを出発した10人の隊員、10人のスタッフ、77個の荷物(約2.5t)を載せたチャーターバスはポカラに向かう道路を西進した後、ナウビスから約50km南下してアムレカンジからインド国境に延びる幹線道路を東へとひた走る。今日の予定はお茶の名産地であるイラムまでであったが、印度から多くの物資が流れ込む大動脈とあって幾度となく渋滞した。また予定より遅れる原因として随所で行われる警察と軍のチェックの厳しさがある。そんなわけでこの日はネパール第二の大都市(確認の)ビラトナガールの北のイタハリで泊まることになった。ただ、夜遅くに大所帯の我々を泊めてくれる宿はなかなか見つからず、見つけられたのは9時半過ぎ、夕食にありつけたのは10時半過ぎとなった。

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⑥荷物満載のチャーターバスの休憩 ⑦幾度となく繰り返される道路通行チェック ⑧途中のレストランに入るとまずトイレに直行

・9月14日(水)曇後晴
今日は何とかタプレジョンまで到着したいと5時17分にイタハリを出発。9時過ぎにはイラムの手前のハンニャムに到着したのは9時過ぎで、この頃はイラムに次ぐお茶の名産地の展望台に上ったりする余裕があった。しかし1000m前後の標高差のある峠を4つも越えなければならず、重荷に喘ぐトラックには重労働である。18時過ぎに最後の峠を下りたタムール川に架かる橋を渡ってから懸念された事態が深刻になった。昨今ヒマラヤでは各地で崩壊が起きており、タプレジョン地域もその例外ではない。直前の工事で何とか修復された道路を走っていたが、遂に前を行く四駆がストップした。右斜面の落石で、それを避けた後は轍にはまり動かなくなった。小さな落石が断続的に続く中、大勢の人の後押しで何とかこれを乗り切り、我々のチャーターバスが後に続く。暗闇の中での出来事だったので現場の凄まじさを目にすることはなかったが、跳ねる恐怖から解放されたのはそれから30分後で、20時20分 32年ぶりのタプレジョンに到着した。

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⑨朝早く出発したので、途中のレストランでの中華そば ⑩ハンニャムの広大な茶畑の一角 ⑪バザールで買い物をする隊員達

・9月16日(金)晴・夜半は大雨
タプレジョン(1820m)~ミトルン(921m)
タプレジョンのホテルを出発。途中で小学生に会ったり、道端の店でバナナやキュウリの買い食いをしたりしながら進む。昼食は相変わらずダルバートである。

・9月17日(土)曇時々雨・夜半雨
ミトルン~チルワ(1270m)
出発してからすぐに川の渡渉となる。タムール川に流れ込む渓谷はほとんど鉄製の橋であるが、それでも竹の橋が出たりして緊張する。

・9月18日(日)曇後雨
チルワ~セカトム(1576m)
タムール川の左岸沿いを歩き、途中から右岸に移り、さらにレレプからタムール川と別れてグンサ川沿いの道となり、青木文教の歩いた道と分かれる。

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⑫最近のネパールは携帯電話が普及し、シェルパも通行人も皆歩き携帯 ⑬登山隊のキッチンボーイもホグロフス ⑭キャラバン途中の昼食もダルバート。今日は固い水牛の肉がついていた

・9月19日(月)曇後晴後雨
セカトム~アムジラッサ(2308m)

・9月20日(火)晴後雨後曇・夜半雨
アムジラッサ~ギャブラ(2730m)
アムジラッサから山道を歩き、その後グンサ川沿いの道となる。

・9月21日(水)雨・夜半は余り降らなかったが、終日の雨
ギャブラ~グンサ(3595m)
ギャプラからグンサ川沿いの道を歩きパーレで昼食、その後グンサ川に架かる橋を渡ってグンサへ。

・9月22日(木)曇時々晴
衛星携帯チェック・近隣散策・荷物整理

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⑮30kg前後の荷物を担ぐポーターの足元はサンダルやゴム草履 ⑯激流の仮設の粗末な吊り橋を渡る。1000RS(千円の使用料) ⑰グンサ手前の大岩に書かれたチベット文字

今までのレポートはこちらから

 


日本山岳会関西支部東ネパール登山隊2016
East Nepal Expedition for KANSAI of Japanese Alpine Club2016

【スケジュール】

9月9日出発〜11月8日帰国(ポストモンスーン)

【隊員】

隊長: 重廣恒夫(68歳) 関西支部
登攀リーダー: 岩井賢助(26歳) 四国支部
食料: 加藤芳樹(49歳) 関西支部
装備: 黒田記代(63歳) 関西支部
輸送: 竹中雅幸(26歳) 関西支部
医療: 立野里織(39歳) 関西支部
会計: 長瀬美代子(38歳) 四国支部
食料: 松仲史朗(63歳) 関西支部
記録: 茂木完治(68歳) 関西支部
通信: 森本悠介(26歳) 京都大学山岳部