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NEWS > フレンズレポート ホグロフスフレンズ 高柳傑 ネパール 新たな壁への挑戦

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ホグロフスフレンズの高柳傑をはじめ3名のパーティが、今回ネパールにある6943mのテンギラギタウ峰への挑戦を終え、帰国しました。初登は北海道隊が2003年に南東壁からしていますが、今回は未踏の西壁からの挑戦をレポートします。

以下、高柳氏自らのコメントです。

*  *  *

9月18日-10月31までネパール遠征に行っておりました。
今回の目的は、ロールワリンというエリアにあるテンギラギタウ峰西壁の登攀を狙いました。
準備シーンから写真で見ていただきたいと思います。

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ネパールの首都カトマンズでの準備シーンです。
総重量200kgの荷物をパッキング中の一コマです。

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我々の荷物をベースキャンプまで運んでくれるポーターの一人。一人当たり30kg程担ぎ六日間の行程をこなしてくれます。頭で荷物を担ぐのがこちらのスタイルのようです。

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途中までは村もあり快適に過ごすことが出来ました。

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しばらくはこのような歩きやすい道に導かれ快適な歩きです。

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最奥の村から数時間も歩くと氷河も出てきます。
モレ―ンと言われる氷河地形の一種で氷河が谷を削って作ったものです。氷河に岩や土砂が乗っており歩きにくい地形です。毎年地形が変わり歩きやすいルート取りを見つけるのに苦労します。

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ベースキャンプ地はモレ―ン上の安全なところに設置。

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ガイドのアン・ダワさんにご飯を作ってもらいました。

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ダルバード。ネパールで一般的に食べられるポピュラーな料理。スパイスも効いていて毎日おいしくいただいてました。

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順応登山時にホグロフスフレンズであるRobin Trygg に出会いました。人もエベレスト周辺に比べたら多くないエリアでまさかホグロフスフレンズに出会うとはびっくりです。

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こんな感じの地形を進んでいきました。

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10日目にしてようやく今回の目標、テンギラギタウ峰西壁が見えてまいりました。入手した写真とは違い雪が非常に少ないです。
隣の山で高度順応を行った後トライ開始です!

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登攀の一コマ、雪氷がつながっているだろうラインを登ります。
実際はプロテクションの取れる氷はほぼなく岩から取っています。

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西壁なので昼頃から暖かい太陽の日差しを浴びることができます。
逆に言えば暖かいので当然上からの落下物もやってきます。上への警戒は怠らないのが吉ですね。

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氷交じりの固い雪を3時間ほどひたすら削りテントを張りました。
おおよそテントの半分は空中のため座ってのテント泊です。

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テント内ではこんな感じで泊まりました。時折落ちてくる雪に少しずつ埋まっていきだんだん狭くなってきます。体勢も悪いので時折寝れる程度でしたが寝れるだけマシですね。

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残念ながらこの次のピッチで敗退しました。

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最奥の村「ナ村」で小屋のスタッフとガイドと遠征メンバーの記念写真。

今回は予想より雪がはるかに少なく予定と違うラインを登ることにしましたが残念ながら我々の実力では突破することができませんでした。

高柳傑